高さ10メートル超となった東日本大震災の津波でも、堆積物の厚さは5~7センチ程度。
専門家はマグニチュード9級の超巨大地震による津波である可能性をあげ、その再来もあり得ると指摘している。
駿河湾―四国沖では、海のプレート(岩板)が陸のプレートの下に沈み込む境界(南海トラフ)で、
東日本大震災のような巨大地震が300~350年周期で起き、大きな津波も発生している。
今回、50センチの堆積物(砂の層)が見つかったのは、現在の海岸から約400メートル内陸にある蟹ヶ池。
岡村教授らが約30か所で池の底を調べた結果、東日本大震災以前では、
最大級とされる宝永地震(1707年)の津波堆積物も見つかった。厚さは15センチ程度だったが、
この時、蟹ヶ池近くの寺を襲った津波は高さ25メートルだったことが分かっている。
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110425-OYT1T00737.htm
南海地震の歴史
684年 白鳳地震(南海地震が発生、同時期に東海地震も発生した模様)
700年代 東海地震と南海地震が発生した可能性
887年 仁和地震(南海地震が発生、東海地震の発生も地質調査で判明、Mw9級の可能性?)
900年代後半 東海地震と南海地震が発生した可能性
1096年 永長東海地震
1099年 康和南海地震
1200年前後(1185年文治地震?) 南海地震と東海地震が発生したと推定
1360年 紀伊・摂津地震(東海地震か?)
1361年 正平南海地震
1498年 明応地震(東海地震が発生、地質調査で同時期に南海地震の発生も判明(3ヶ月前?))
1605年 慶長地震(東海地震・南海地震連動型、揺れの小さい津波地震?)
1707年 宝永地震(東海地震・南海地震連動型)
1854年 安政東海地震、(32時間後に)安政南海地震
1944年 昭和東南海地震
1946年 昭和南海地震

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