福島原発はメルトスルー(原子炉貫通)という最悪の状態らしい。
東日本大震災の5時間後にはメルトダウン(炉心融解)していたと震災から3ヶ月が経とうとしている今頃になって経済産業省原子力安全・保安院から発表された矢先である。
メルトスルー(原子炉貫通)とは、破損した原子炉圧力容器の底部から溶融した核燃料が漏れ出し、格納容器内に堆積しているという最悪の状態。
今はまだ「メルトスルーの可能性がある」という段階だが、これも数ヵ月後に、「実は東日本大震災の○時間後にはメルトスルーしてました♪」という発表がなされるのだろう。
震災以降、誰も政府や東電の発表など信じていないというのに、「朝まで生テレビ」では勝間和代など経済至上主義者が、「こんな大地震、大津波でもメルトダウンしていない原発は素晴らしい」などと繰り返していた。目の前の情報を鵜呑みにするだけで想像力が無いらしい。
東日本大震災から3ヶ月。東電は未だに福島原発を制御することができない。人類は自らコントロールできないものに手を出すべきではなかったのだ。
数ヵ月後には「実はメルトスルーより悪い状態でした」と発表される可能性すらありそうで嫌になる。
水素爆発、再臨界にならないことを祈る。
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